権堂駅 長野電鉄長野線

　長野電鉄長野線地下開業区間，つまり長野〜善光寺下間の各途中駅は開業時期が同じこともあり，どの駅も極めて似た設備になっている．写真はラッチ内から出改札を見た構図．改札は地下1階，ホームは地下2階という構造も各地下駅共通である．（2016年3月13日記述）

　発車案内は電光掲示のものが設置されているが，市役所前のものとは異なる．（2016年3月13日記述）

　下りホームの壁面に掲出されていた車両火災時の避難誘導案内．左の車両は8500系（元東急8500系）を，右は1000系（元小田急10000系）を模したものと思われるが，1000系には前面に地下区間対策の非常扉がないため，側面の旅客用扉から路盤へ階段で降りる絵になっている．．

　下の権堂駅避難経路の地図だが，右側（湯田中方）のホーム端にも避難用の階段があって地上へ脱出できるように書いてある．（2016年3月13日記述）

　下りホーム上より湯田中方を見た構図．地下区間の途中駅はどの駅も構造が似ているためか，壁面や柱に各駅ごと異なる帯色が塗ってある．当駅は橙色だが，市役所前は緑色，善光寺下は青色である．写真奥の湯田中方ホーム端に前述の非常用階段の入口が見えている．（2016年3月13日記述）

　下りホーム．天井から吊り下がる方面案内の最下部は元々「木島」が書いてあったが，通称木島線が2012年に廃止になったため塗りつぶされている．（2016年3月13日記述）

　ホーム端の非常用階段入口には簡易的な柵が付けられている．階段入口上部には非常口の行燈照明が点くが，階段入口から上部をみたところ，通路内は真っ暗であった．（2016年3月13日記述）

　地下ホームにある水道．どういう類の汚れなのだろうか，どこも黒っぽい汚れが付着しており，これが独特の空間を演出する．（2016年3月13日記述）

　下りホームより長野方を見た構図．よほどホコリの粒子が細かくないと，地下のここまで到達しないのだろう．それが1981年の開業以来，積もり積もって壁面や床面に付着し，この独特の黒い汚れになっているものと思われる．（2016年3月13日記述）

　改札階である地下1階の通路から上りホームへ降りる階段だが，エスカレーター（上り専用）も設置されている．エスカレーターが設置されている地下区間途中駅は当駅だけである．（2016年3月13日記述）

　エレベーター稼働時間は7時〜21時となっているが，訪問時の朝6:40ですでに動いていた．列車が頻繁に到着するわけでもないのに，エレベーターは動き続けていた．（2016年3月13日記述）

　休日の早朝6時40分ということもあってか，誰も人がいないのに，エレベーターがゴンゴン作動しているのだ．無人の地下ホームにモーツァルト作曲 ヴァイオリン協奏曲第5番の第3楽章の音楽が流れ，エレベーターの稼働音が絶えず聴こえる・・・という，日本中，いや，世界中どこにもない不思議な空間が支配していた．（デジカメの動画機能を使ってこの情景を録画したものをyoutubeにアップした．）（2016年3月13日記述）

　上りホームより湯田中方を見た構図．長野ゆき列車が接近しているため，トンネルの奥がその前照灯で照らされている．（2016年3月13日記述）