善光寺下駅 長野電鉄長野線

　善光寺境内を県道399号が通る箇所に，長野電鉄善光寺下駅への案内看板が立っていた．駅まで「500M徒歩8分」とあるが，もう少し時間の余裕をみた方が良い．（2016年3月13日記述）

　駅名を「善光寺下」というように，善光寺から東へ坂を降りた場所に善光寺下駅の地下駅がある．写真は地下駅の入口．（2016年3月13日記述）

　善光寺下駅に掲示してあった善光寺までの案内地図．駅から「東参道」（＝県道399号線）を登って行くのだが，この道幅がかなり狭い．（2016年3月13日記述）

　地下改札のコンコース．改札から善光寺側の西出口にかけての壁面には，積年の汚れを隠すかのように沿線風景の絵がラッピングしてあるが，その周囲を這う導管類が地下駅ならではという雰囲気を演出している．（2016年3月13日記述）

　長野線の地下化区間，長野〜善光寺下はいずれも開業が1981年3月であり，構造，規模などがほぼ共通している．地下1階に出改札が，地下2階に相対式ホームが設置されている．写真はラッチ外から撮影したもの．（2016年3月13日記述）

　券売機は壁面埋め込み式ではないものが1機，有人出札が1か所．（2016年3月13日記述）

　善光寺という観光名所の玄関口駅ということもあってか，精算窓口には「手荷物一時預り所」の表記が見える．（2016年3月13日記述）

　ラッチ内通路．開業時からの黒い汚れが壁面，床面に着いており，独特のオーラを放つ．（2016年3月13日記述）

　映画館のポスター掲示板があるのだが，「勝手に取らないでください」の注意書き以外，何も貼られていなかった．（2016年3月13日記述）

　下りホーム．前述のように地下化区間の途中駅はどの駅も施設，構造が似ているためか，壁面や柱に各駅ごとに異なる帯塗りがされている．当駅は青色だが，市役所前は緑色，権堂は橙色となっている．（2016年3月13日記述）

　善光寺下駅の下り列車時刻表．かつては特急停車駅だったが，2015年現在は（臨時以外）特急通過となったため特急列車発車時刻が塗りつぶされている．普通列車は日中30分に1本程度で，あまり便利なダイヤとは言えない．（2016年3月13日記述）

　上りホームへ降りる階段．（2016年3月13日記述）

　煤けた壁面，白板状態になった広告板などが印象的なホーム．写真奥が湯田中方になる．（2016年3月13日記述）

　シンプルな地下駅だが，一つ一つの設備が印象的で，あれこれ撮影してしまう．上りホームの洗面台．（2016年3月13日記述）

　ホームの長野方には非常用の階段が設置されている．階段の入口には簡易な柵が付けられている．（2016年3月13日記述）

　独特の薄暗さ，煤けた壁面，床面は長野電鉄地下区間の独特の光景である．長野観光では是非，訪問してこの独特のオーラを浴びたい．長野市の観光名所は善光寺だけではないのだ．（2016年3月13日記述）

　亀裂が生じ，背面からの蛍光灯で色褪せまくった長野電鉄不動産部の広告．一体何年間，更新されていないのだろうか．とにかくありとあらゆる設備は供用開始時から清掃，整備，更新して使っていくという概念が薄い．（2016年3月13日記述）

　地方鉄道ならではの地下区間に，3500系（日比谷線等で活躍していた元営団地下鉄3000系）が到着．3000系自身も地方鉄道へ転出し，そこの「地下鉄」で再活躍するとは思ってもいなかっただろう．（2016年3月13日記述）

　11:21発の長野ゆきも3500系であった．丸みをおびたステンレス車体が地下駅の蛍光灯に照らされ，これも独特のオーラを放つ．（2016年3月13日記述）

　3500系（モハ3602）車内．扇風機の中央には未だに営団地下鉄の「S」マークがそのままであった．この車両は1971年製であり，長野線一部地下化開業の1981年より10年も前になるが，車内外は本当に綺麗である．（2016年3月13日記述）