新潟交通電車線の最終的な廃止は,東関屋〜月潟間で1999年4月4日だった.写真は廃止から2年以上経った東関屋駅の内部.もともと東関屋から白山前(1985年まで県庁前)駅までは一般道路との併用軌道になっていたが,道路が狭く,渋滞の原因ともなっていたため,1992年に東関屋〜白山前を廃止し,東関屋を路線バスと平面的に乗換が可能なターミナルとして整備した.
写真の中央右側に電車線の改札ラッチが写っており,その右のガラス張り部分は精算窓口と事務室.左の明るい部分はバスターミナルで,いくつかのバス乗場が整備されている.しかし,廃止後にこのバスターミナルは用途を失い,バスの待機所として利用されるのみとなった.東関屋を電車〜バスの乗換駅として整備したにもかかわらず,利用者の減少からその用途は8年あまりで失ってしまった.
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