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東関屋 新潟交通電車線

(2008年7月26日作成,2008年7月26日最終更新)

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新潟交通電車線 東関屋 2002年9月5日 OlympusCAMEDIA C-360L

 新潟交通電車線の最終的な廃止は,東関屋〜月潟間で1999年4月4日だった.写真は廃止から2年以上経った東関屋駅の内部.もともと東関屋から白山前(1985年まで県庁前)駅までは一般道路との併用軌道になっていたが,道路が狭く,渋滞の原因ともなっていたため,1992年に東関屋〜白山前を廃止し,東関屋を路線バスと平面的に乗換が可能なターミナルとして整備した.
 写真の中央右側に電車線の改札ラッチが写っており,その右のガラス張り部分は精算窓口と事務室.左の明るい部分はバスターミナルで,いくつかのバス乗場が整備されている.しかし,廃止後にこのバスターミナルは用途を失い,バスの待機所として利用されるのみとなった.東関屋を電車〜バスの乗換駅として整備したにもかかわらず,利用者の減少からその用途は8年あまりで失ってしまった.



新潟交通電車線 東関屋 2002年9月5日 OlympusCAMEDIA C-360L

 構内に留置されていた廃車内のガラスに張られていたシール.東関屋駅を「電車線」から新潟市街への「路線バス」乗換ターミナルとして整備し,利用者の利便を図ったが,前述のように電車線は1999年に廃止.考えてみれば,新潟交通のシンボルマークは電車の「レール断面」とバスの「ハンドル」を組み合わせたデザインで,電車とバスとを密接に関連させた「レール&バスシステム」という方法も,シンボルマークに象徴されるように会社の経営方針としては多いに評価できるが,マイカーが普及しまくった1990年代に残念ながらその方法は浸透しなかったようである.



新潟交通電車線 東関屋 2002年9月5日 OlympusCAMEDIA C-360L

 構内に留置されていたモハ18形.前面の「18」と書かれた上部の丸い部分には,前述の「レール断面とハンドルを組み合わせたデザイン」の新潟交通の社紋が入っていた.下部の被いは,併用軌道走行時に人を巻き込んだ際,床下機器の部分に巻き込まれないようにする防護柵と思われる.また,やはり併用軌道時に活躍したのか,尾灯の下部に自動車のウィンカーのようなオレンジ色の色灯が付いているが,用途は不明である.どなたかご存知の方がおられたらご教示いただきたい.



新潟交通電車線 東関屋 2002年9月5日 OlympusCAMEDIA C-360L

 形式のメモが手元にないが,留置されていた車両のうちの一つ.床にダンボールが敷かれており,誰かが宴会に利用したらしい.吊革はすべて撤去されていることから,部品即売会で売却されたものと思われる.



新潟交通電車線 東関屋 2002年9月5日 OlympusCAMEDIA C-360L

 無残という言葉が皮肉なほど似合うモハ2220形の廃車体.



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