千頭駅構内に設置されている転車台.英国のRANSOMES & RAPIER Ltd. Co.で1897年に製造されたもの.以前は国鉄赤谷線の終点・東赤谷駅に設置されていた.英国生まれの転車台で,やはり英国が原作の機関車キャラ「トーマス」などが回転されるとはすごい邂逅である.
この転車台の脇に設置されていた案内板の記事を,以下にそのまま記述する.
転車台(tunrtable・ターンテーブル) 転車台は蒸気機関車の向きを変えるために作られた鉄道施設です.人力で回転させるものと電気や蒸気圧で回転させるものがあります.この転車台は明治30年(1897年)に英国のランソムズ&ラピア社(Ransomes and Rapier Co)で製造された人力で回転させるタイプです.通常,蒸気機関車を載せた状態で2人から3人で回転させることができます.
日本に輸入された当時は東北線などで使われ,その後新潟県の国鉄赤谷線東赤谷駅に設置されていました.(赤谷線は昭和59年に廃止されました.)
昭和55年(1980年)に大井川鐡道千頭駅に移設され,以後使用できる状態で保存しています.この転車台は日本に現存するものでは最古級で,平成11年(1999年)に産業考古学会の推薦産業遺産に認定され,平成13年(2001年)には国の登録有形文化財として登録されました.
全長(length)15.24メートル(50ft)
自重(weight)17トン(17ton)
最大荷重(load)96トン(96ton)(2016年3月23日記述)
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