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真鍋信号所 筑波鉄道筑波線

(2008年10月13日作成,2011年11月3日最終更新)

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筑波鉄道筑波線 真鍋 1988年11月 Canon FTb FD 50mm F1.4 KONICA GX100(ネガカラー)

 筑波線の始点・土浦と次駅の新土浦の間には「真鍋信号所」があった.列車交換が行える信号所だが,隣接して「真鍋機関区」があった.機関区では検査全般をはじめとして,筑波駅や真壁駅での駐泊車両以外の全車両が入庫していた.

 写真は筑波線廃止から約1年半経った真鍋機関区の情景.今にも動き出しそうな状態でディーゼルカーが並んでいた.左からキハ762,763,761.元雄別鉄道のキハ760形3両が勢揃い.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1988年11月 Canon FTb FD 50mm F1.4 KONICA GX100(ネガカラー)

 バケットカーのキハ541.晩年は休車状態だったのか,他車に比べて外装の傷みが激しかった.後の車両はキハ511.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1988年11月 Canon FTb FD 50mm F1.4 KONICA GX100(ネガカラー)

 元国鉄キハ10形のキハ821は貫通幌や幌台を外して手摺りが新設されている.隣のキハ763は雄別鉄道時代からの貫通路脇手摺りがそのまま付けられている.屋根は銀色で塗装されていた.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1988年11月 Canon FTb FD 50mm F1.4 KONICA GX100(ネガカラー)

 関東鉄道の社紋の中央部に筑波山を図案化したマークが入る筑波鉄道の社紋.車両はキハ811.
 ちなみに,関東鉄道のマークは,上部がカタカナの「カ」,下部が「ン」,右が「ト」,左を時計回りに90度回転させて「ウ」となるらしい.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1988年11月 Canon FTb FD 50mm F1.4 KONICA GX100(ネガカラー)

 屋根付きの車庫に入っていたDD501.キャブ前面の前照灯,向かって左側に片側1灯ずつ取り付けられていた尾灯,形式銘板などは即売会で出品されたのか,なくなっていた.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1988年11月 Canon FTb FD 50mm F1.4 KONICA GX100(ネガカラー)

 野ざらしになっていたトラ100形.いわゆる木造貨車である.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年2月5日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 廃止から約1年10ヵ月後.車両の残置はそのままだった.写真はキハ811,正面の車番が通風気部分に書いてあるのが特徴的だが,筑波鉄道車両は運転助士席側上部に車番を書くのが標準らしい.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年2月5日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 前面に突き出した前照灯を持つキハ511.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年2月5日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 廃止から約2年も経っての機関区内だが,車両もあまり荒らされることなく残っていた.(2011年11月3日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 何度か真鍋機関区を訪れていると,車両写真以外も撮る余裕が出てきた.この写真は土浦方の真鍋機関区への入口となるポイントから見た全景.右の直線区間が真鍋信号所へ続く上り本線で,左手にはヒューム管工場が隣接していた.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 真鍋信号所の事務室.真鍋から僅か200m先の新土浦駅が開業する1959年までは「真鍋駅」として旅客駅だったらしい.恐らくこの建物は旅客駅当時の「駅舎」だったものと思われる.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 前述の「駅舎」を機関区側から見たところ.旅客ホームも残っていた.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 旧下り本線に足こぎの保線用移動車両が置いてあった.筑波線廃止後のレールの撤去作業等で活躍していたものと思われる.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 木造貨車のトラ104を横からみたアングル.秩父鉄道から譲受している.一部の木が傷んでいるが,まだまだ使えそうだった.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 左の瓦屋根はトイレ.右は休憩舎だろうか,二槽式洗濯機が表に出ている.信号機もそのまま残っている.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 目線を上げて本線方向を見たところ.キハ811の屋上がよく見てる.窓が1箇所開いている.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 駅舎を俯瞰する.左のキハ811も右のキハ760形も同じ雄別鉄道からの譲受車だが,屋上の通風気形状はかなり異なる.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年7月9日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 土浦方向を俯瞰.キハ760形と国鉄キハ10だったキハ821は屋上構造がソックリである.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年9月17日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 真鍋機関区全体を俯瞰.右のホームが旧真鍋駅で,写真奥が岩瀬方面.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年9月17日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 本線から真鍋信号所に入るポイント.写真奥が土浦方面になる.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年9月17日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 真鍋周辺の民家.当時のグリーンマックス社カタログに載っていたストラクチャーそのものっぽい建物や施設がそこかしこで見られた.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1990年3月9日 Canon FTb FD 50mm F1.4 RD・フジクローム100

 真鍋機関区内に残っていた鹿島参宮鉄道の消火器.鹿島参宮鉄道は1965(昭和40)年に常総筑波鉄道と合併して関東鉄道になったため,消火器はそれ以前のものと思われる.上部のハンドルを反時計回りに回して噴霧剤を出すものと思われる.(2011年11月3日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年11月19日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 前回の訪問から約2ヶ月後の1989年11月,ついに真鍋機関区に留置してあった車両群が撤去されてしまった.ということは,1989年9月18日〜11月18日までの間に撤去されたことになる.

 恐らくだが,車両はここで解体されたのではなく,ここから土浦まで残っていた(であろう)線路を使って回送され,まったく別の場所で解体されたものと思う.ここで解体したのであれば,重機が走った跡や車両の残骸がもっとあってもいいはずだが,廃車群は「きれいに」去っていた.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1989年11月19日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 KR・コダクローム64

 車両がいなくなった真鍋構内には,廃レールが積んであったが,これは機関区内のものではなく,新土浦〜虫掛方面から運ばれたものと思われる.(2008年10月13日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1990年5月30日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 筑波線車両は撤去されたが,今度は関東鉄道バスの廃車が野ざらしにされていた.(2011年10月22日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1990年5月30日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 バスは恐らく自走してきたのだろう,信号所構内に何台も置かれていた.(2011年10月22日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 1990年5月30日 Canon FTb New FD Zoom35-70mm F3.5-4.5 RD・フジクローム100

 前扉が開いていた車両もあった.前面の方向幕は撤去されていた.(2011年10月22日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 2002年1月3日 Nikon F3 RD・フジクローム100

 完全に「更地」化した真鍋信号場構内.(2011年10月22日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 2002年1月3日 Nikon F3 RD・フジクローム100

 かつてDD501の廃車が入っていた木造車庫は駐車場として使われ,残っていた.(2011年10月22日記述)



筑波鉄道筑波線 真鍋 2002年1月3日 Nikon F3 RD・フジクローム100

 前掲の車庫だが,屋根は穴だらけになっていた.筑波線車両のディーゼル排気ガスが染み付いた部材が廃止(1987年)から15年経っても残っており,感動ものだった.(2011年10月22日記述)



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