建設途中で放棄されたいわゆる未成線の一つ,国鉄佐久間線は,国鉄二俣線(現・第3セクター天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖鉄道線)遠江二俣駅(現・天竜二俣駅)から国鉄飯田線中部天竜駅までの約35kmの路線で,1967年に遠江二俣から約9km北の遠江横山までの区間が日本鉄道建設公団のより着工されたものの,1980年に工事が中止された.当区間のうち,建設されたトンネルや橋りょうの大部分は残っている.この地図は現在の天竜二俣駅周辺のもので,佐久間線は現在の天竜二俣駅から東へ向かい,二俣線(現天竜浜名湖鉄道線)と分かれた後,地図の神社マーク(八握神社)南側から白山隧道に入り,図の「1」で明かり区間へ出て玖延寺西で山王隧道へ入り,図の「2」の位置で再び明かり区間になる.この区間について探索した写真を紹介する.(2016年5月20日記述)
|