(2008年3月8日作成,2008年12月6日最終更新)
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「白鳥」の受持ち区が写真の上沼垂から京都に変わったのが1997年3月なので,この写真のほぼ1年後には上沼垂色「白鳥」は見られなくなったが,それよりも右隣の50系客車はこの10日後を最後に引退し,JR東日本の路線上から普通客車列車(快速の「海峡」号除く)が姿を消している.
前掲の写真のほぼ4年後の「白鳥」.3番線で発車を待つ大阪行き特急「白鳥」.1997年3月改正から京キトの受持ちに代わり国鉄色編成の「白鳥」が復活した.青森駅3-4番線ホームの屋根は右隣の1-2番線に比べて古いままで,風情があった.
青森駅5番線に札幌行き急行「はまなす」を待たせて定刻(22:59)よりも約4分遅れて特急「白鳥」が到着.はまなすに乗り換える人はまばらで,下車客のほとんどが青森駅改札へと足早に向かっていた.青森駅は豪雪時に屋根が沈下する恐れがあるためか,屋根の下に鉄管を仮設して,屋根の中心線部分の重量を支える工事が行われていた.
朝の東能代1番線の様子.大阪行き特急「白鳥」は7:52発,秋田行き急行「よねしろ」は9:07発だった.
ほぼ定刻に秋田駅3番線にやってきた大阪行き「白鳥」.秋田新幹線,701系と時代は急激に変化しているのに,やって来たのはボンネットの485系.感動的である.
交直流電車ならではの複雑な構造をしたパンタグラフ周り.
鶴岡駅の1番線に入る大阪行き「白鳥」.当時は有人改札だが,現在は自動改札機が導入されている.
2001年は2月11日が日曜日と重なり,3連休になっていた.「白鳥」は2両増結して11両編成に増強されていたが,かなりの乗車率だった.
グリーン車車内.こちらもかなりの乗車率である.当時の「白鳥」はJR西日本車のため,グリーン車はオリジナルの2列+2列のシート配置だった.
あつみ温泉の1番線に煌々と3灯の前照灯を輝かせて入線する青森行き特急「白鳥」.隣の2番線には新津始発酒田行きの普通列車,831Dを待たせている.
改札口と直結した1番線に入線する青森行き特急「白鳥」.右手のホーム側を向いた精算窓口がなつかしい.2-3番線とは地下道で結ばれている.
新潟駅1番線へ編成をよじらせながら入ってくる大阪行き「白鳥」.当時の新潟駅ホーム端には立ち入り禁止の柵もなく,編成を割とすっきりと収めることが出来た.
金属製ラッチが並ぶ新潟駅万代口地平改札の目の前が特急「白鳥」の発着番線の1番線.写真正面が3号車,右が4号車のグリーン車になる. 上り大阪行き(写真・12:34発)も,下り青森行き(16:29発)も同じ1番線からの着発だった.
12:34の発車までしばし停車する特急「白鳥」大阪行き.客用扉にステップが付く485系とホーム高さがピッタリ一致している.
新潟駅1番線に停まる大阪行き「白鳥」.新潟からは進行方向も変われば担当車掌も代わる.
白鳥のヘッドマーク.透明カバーがかなり煤けている.
貫通扉を装備したクハ481のヘッドマークは,ほぼ正方形をしていたため,ボンネット車のヘッドマークに比較して「白鳥」の文字も,白鳥のイラストも縦長に若干圧縮されていた.
大阪行き白鳥の新潟停車時間が12:17から12:34までだったため,ちょうど昼食時で,1番線ホームに出店した弁当店は人だかりとなっていた.撮影したタイムスタンプを見ると12:22なので,発車時刻まではまだ「十二分に」あるのだが,殺気立った空気が流れていた.
1人1組までの数量を限定した発売だったが,作者が窓口に行った時にはあっさり売り切れていた.
年末・12月30日の大阪行き「白鳥」,新潟発車直後の自由席車内.満席で網棚も帰省や旅行客の荷物でびっしりである.ちょうど上沼垂運転区の脇を通ったところで,車窓に485系新潟色が見えている.
矢代田の上りホームにさしかかる大阪行き「白鳥」.矢代田は2008年2月現在,橋上駅化工事が行われており,大きな変貌を遂げている.
雪煙を上げて疾走する下り「白鳥」.撮影地点は東光寺駅のホーム端付近である.
ホームに「能登」「雷鳥」「はくたか」などに混ざって「白鳥9号車」の札も見えている.奥は石灰岩の山として有名な青海黒姫山.
駅員がホームの安全確認をする中,白鳥大阪行きが発車.側線に明星セメントのタキが見えている.2003年3月にセメント発着もなくなって糸魚川の側線はすっかり寂しくなった.
2001年3月2日,ついに終焉を迎えた特急「白鳥」.運転最終日の車内で配られた最終運転列車記念乗車証.
大阪〜青森間を結んだ特急「白鳥」の最終運転列車記念乗車証裏面. 2002年12月,「白鳥」という名称の特急が八戸〜函館間に再度登場することになったが,正直そのことを素直に喜んでいいのか分からない.
前述のように,新潟駅で発売されたJR東日本の白鳥オレンジカードは売り切れだったため入手できなかったが,JR西日本が発売したオレンジカードは購入できた.写真はその台紙.
内側には上下それぞれの「白鳥」の停車駅とその発車時刻が印刷されている.JR西日本が作成したようだが,東日本区間も同等に扱っており,自社ばかりを誇張することもなくて好感が持てる.
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