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Panasonic SJ-MR220 2002年3月購入
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Panasonic SJ-MR220 (MD Recorder)
鉄道サウンドのナマ録をはじめようと思い立ち,新潟市の某家電量販店で購入した録音機がコレでした.価格は当時3万円台でしたので,カセットテープの録音機を買った方が安く上げられましたが,カセットとMDでは操作性,保存性,ヒスノイズなど,根本的な違いが大きいため,カセットテープレコーダーを買う予定は当時は微塵もありませんでした.
当時,デジタルの録音機の選択肢としてDATレコーダーもありましたが,DATが一般に普及していなかったため,価格面等でこれも選択肢には上がりませんでした.
SJ-MR220(以下,MDレコーダーと表記)は今見ても小型の録音機ですし,筐体は金属で作られているため,そこそこ強度もあり,見劣りしません.但し,操作性はイマイチで,写真の本体中央部にある「ENTER」や録音レベル等を調整する「+」「−」ボタンは押下した感覚がまったくなく,ボタンの機能が作動したのか,していないのかどうかを上部の「表示パネル」で確認しなければなりませんでした.この「表示パネル」はモノクロの液晶で,バックライト機能もないため,暗闇では何が表示されているのか分かりませんでした.
表示パネルにはレベルメーターがあるのですが,左右チャンネル独立のものではなく,(恐らく左右チャンネルを混合した)モノラル・メーターとなっており,ナマ録の際にはきちんと両チャンネルの入力があるのかどうかが表示のみでは不明で,これも欠点でした.他には録音をする場合,写真の本体右上にある「REC」レバーを右にずらして「録音待機」状態にするのですが,これも表示パネルを見ないと「待機」状態になったのかが分からず,また,「待機」状態にあるにもかかわらず,もう一回レバーをずらしてしまうことがあり,こうしてしまうと,標準録音での待機から「LP2」「LP4」への待機へと切り替わってしまうため,意図せずにLPモードで録音してしまったことが何度かありました.
写真には写っていませんが,乾電池ケースという外部電源(単3形乾電池1本)を別途装着が可で,これは重宝しました(写真の下部に取り付けます).
MDレコーダーによるナマ録の欠点として,録音途中でディスクが時々回転するため,その回転(モーター)音をマイクが拾ってしまうというものがあります.この回転音が意外に大きな音で,マイクとレコーダーを離して録音できる環境であればほとんど問題はないのですが,距離が近かったり,静寂な夜のナマ録等ではこの回転音に悩まされました.しかし,ICレコーダーに代えてからはそれも解消されました.(2011年1月26日記述,2月3日加筆修正)
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