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アビエス・リサーチ制作雑記

飯田線為栗駅の道路標識

(2011年11月3日作成,11月4日加筆修正)

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2011年6月16日 飯田線 為栗駅付近

 JR東海の飯田線為栗駅前へは自動車で行くことができません.駅前の道路自体は「長野県道430号為栗和合(わごう)線」なのですが,為栗駅と天竜川を挟んだ対岸(=右岸)とに架かる天竜橋が自動車通行禁止のためです.

 しかし,為栗駅周辺の道路標識は謎だらけです.右写真は為栗駅前から天竜橋へ向かう県道です.撮影立ち位置の背後が為栗駅になります.

 道路は「県道」ですが,幅員は見てのとおり2mあるかないかです.道路標識が立っているのですが,「通行止」標識です.この標識は自動車はもちろん,軽車両や路面電車,そして歩行者も通行禁止の意味です.となると,この標識から先(つまり天竜橋とその対岸)へ駅前からはアプローチできないことになります.恐らく,この標識は間違いで,本来は二輪の自動車以外の自動車通行禁止の標識(後述)を立てるべきものと思われます.

2011年6月16日 飯田線 為栗駅付近

 右の画像は為栗駅から天竜橋を渡った対岸(右岸)です.写真中央奥に飯田線為栗駅が遠望できます.

 こちらには「二輪の自動車以外の自動車通行止め」標識が立っていました.為栗駅側(左岸側)にもこれと同じ標識を立てるべきものと思われます.

2011年6月16日 飯田線 為栗駅付近

 為栗駅側から天竜川右岸をもう少し下流側へ進むと,今度は県道の右側に為栗駅側と同じ「通行止」標識が立っていました.写真奥方に天竜橋と為栗駅があります.ここから先は車両,歩行者等すべて通行止,ということは,為栗駅へ行ってはいけない?のでしょうか?

 ただし,この「通行止」道路標識は道路の中央または左端に立てることになっています.とすると,この標識の右側に道があるのか?と除いても,藪で道はありません.この「通行止」標識はさらに意味が分かりません.

 なお,前掲の「二輪以外の自動車通行止」標識はこの写真の中央付近に写っています.




2011年8月9日 長野県富士見町内

 為栗駅付近では恐らく間違いと思われる道路標識が立っていましたが,長野県富士見町内の八ヶ岳山麓にも変わった標識がありました..

 右の写真は広原柳川林道入口です.かなりピンボケですが,施錠されたゲートと多くの注意書き看板のほか,右側に「通行止」標識が立っています.通行止標識は前述のように道路の中央または左端に立てるべきです.

2011年8月9日 長野県富士見町内

 前掲の通行止標識に近づいてみると,消えかかっていますが,「一般車」と筆書きされています.「一般車通行止」,つまり,許可車両以外は通行止(歩行者も通行止),あるいは,一般車のみ通行止(歩行者は通行可),のどちらの意味にも採れます.

 一般車ではない「許可車両」はゲートの鍵を所持している車両,と言えるかと思います.緊急車両も非一般車両と言えますので,緊急車両がゲートを強行突破して通行することも考えられますが,想定しているとは思えません.

 一般車のみ通行止,であれば,歩行者はOKという解釈もできます.実際,この林道は八ヶ岳(編笠山方面)への登山ルートでもあり,登山ガイドブック等にも紹介されているコースです.




2011年6月18日 愛知県豊川市内

 さらによく分からない道路標識の一例です.右写真は愛知県豊川市内で撮影したものです.道路標識は大型貨物自動車等通行止です.バスは可,しかし積載量5t以上(または車両総重量8t以上)の貨物自動車や大型特殊自動車は通行禁止,の意です.

 しかし,標識の下にある補助標識には,「私有地につき車両通行禁止」と書いてあります.標識は大型貨物自動車等の通行のみを禁止しているはずなのに,補助標識は「車両」通行禁止とあります(車両通行禁止標識は,写真と同じ標識で貨物自動車側面の絵柄がないもの).

 道路沿いの駐車場に停めてある自動車はこの車両通行禁止の「私有地」道路を通らずに駐車したのでしょうか.車両通行禁止,とあっても,許可車両は通れる場合があります.その場合,ダッシュボード等に許可証を提示してあるはずですが,許可証は見られません.

 また,「車両」通行禁止ということは,自転車のような軽車両も不可,ということになります(自転車から降りて押せば歩行者になりますが).

 道路標識のようなものは,絵や僅かな文字数で意味を表すため,正確な標識を立てないと混乱,トラブルのモトになると思われます.(2011年11月3日記述,11月21日加筆修正)




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