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アビエス・リサーチ制作雑記

登山道情報/青笹山〜青薙山(安倍奥・静岡〜山梨県境尾根)

(2013年8月19日作成,8月21日加筆修正)

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2013年5月上旬 青笹山〜青薙山間(静岡〜山梨県境尾根) RICOH CX-4

 当サイトの制作雑記で2011年に南アルプス転付峠越え登山道の情報を掲載しましたが,今回は同じ南アルプスの青笹山〜青薙山間の登山道の状況についてです.なお,登山道の状況はあくまで2013年5月上旬現在のものですので,現況は変化している可能性があります.

 右上の写真は2万5千分の1地形図の等高線2,200mの頂稜部(コブ)付近から見た青薙山方面です.青薙山へ上がるルートは写真中央を縦に走る尾根上になりますが,途中の標高2,200m付近は両側は大きくガレています.このガレた尾根上の通過が危険な状態になっていました.とにかく足場はもろく,尾根そのものも,ガレ(薙)も非常に急傾斜です.

 

2013年5月上旬 青笹山〜青薙山間(静岡〜山梨県境尾根) RICOH CX-4

 右下の写真はほぼ同位置から望遠で撮影した通過困難箇所です.作者の通過時は写真右下のカラマツと思われる立枯れ木付近が特に危険で,載せた足場がグズグズに崩れるヤセ尾根といった状況でした.当該箇所は登り(青笹山から青薙山へ)より下り(青薙山から青笹山へ)の方がより通過には危険です.また,風雨が激しいような天候の場合は当該箇所の通過を見合わせた方が良い状況になっています.

 なお,山伏(やんぶし)西方の大笹峠(山伏峠)〜青薙山間はルートが判然としない箇所は多数あるものの,シカによる食害もあるためか,藪は比較的薄く,いわゆる「藪を漕ぐ」箇所はほとんどありません.しかし,地形図,コンパスの携帯は当然として,視界が効かないような場合を想定し,GPSの併用が望ましいと思います.

 いずれにしても,当該箇所は崩壊が激しく,ルート状況は刻々と変化しているものと思われます.写真よりさらに悪条件になっていることも十分考えられますので,場合によっては引き返すことも念頭に登山計画を立てることが重要かと思います.(2013年8月19日記述,8月21日加筆修正)




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