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大志田駅 山田線

(2007年11月30日作成,2014年4月11日最終更新)

JR線 山田線(盛岡〜宮古)へ戻る


山田線 大志田駅 1995年6月11日 Canon FTb FD 50mm F1.4 EPN・エクタクローム100

大志田駅は隣の浅岸駅と同じく1982年までスイッチバックを行う駅だった.スイッチバックで旧ホームに向かっていた線形を生かして保線車両等が待機できるように整備してあった.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 1994年12月19日 Canon FTb FD 50mm F1.4 RD・フジクローム100

大志田の上り(盛岡方面行き)2本,下り(宮古方面行き)1本という列車本数は2007年11月現在も変わりなく,ここ15年ほどは変化がないようだ.手元にある東北新幹線開業前の時刻表(1981年6月)を見ると,大志田は上下それぞれ5本もの列車がある.JR化後の1988年11月号を見ると,上り(盛岡方面行き)5本に対して下り(宮古方面行き)は4本.1981年と本数に極端な差はないが,その後大削減が行われた.
 駅付近には数軒の民家があり,マイカーがあっても盛岡へ行くにはかなり遠く,しかも狭い砂利道(当時)で,鉄道の存在価値は高い駅だと思うのだがこの有様だった.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2005年5月15日 Nikon Coolpix 2500

 前掲の約11年後の駅時刻表.列車本数や発車時間帯は変わりないが,発車時刻は12〜14分の変更があり,始発が早くなり,終発が遅くなっている.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 前掲の2005年から約9年後の駅時刻表.やはり列車本数や発車時間帯に変化はないが,最下部にある通り,冬期間12月15日から3月15日まで,大志田駅と浅岸駅は全列車が通過扱いとなった.この措置は2013年1月1日から始まった.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 1995年6月11日 Canon FTb FD 50mm F1.4 EPN・エクタクローム100
 大志田駅待合室の外壁に使用済きっぷ用ポストが設置してあるが,中を覗くと鳥が巣を拵えて子育てをしていた.ひょっとしたら親鳥が出てきたところを撮影できるのでは?と思い,カメラを持って待ち構えていたところ,外に飛び出したところを撮影できた.野鳥に詳しい人に訊いたところ,この鳥はヤマガラだろうとのことだった.当時から大志田駅を定期的に利用する客は皆無で,停車列車は下り(盛岡方面行き)2本,上り(宮古方面行き)1本というありさまだったので,野鳥にとっては静かですごしやすい場所だったに違いない.

 他に使用済みきっぷ用ポスト内に「巣」を作っていた例として,飯田線赤木駅ではハチが巣を作っていたことがあった.また,隣の浅岸駅ではホームから丸見えの位置にキセキレイが巣を作っていたことがある.(2007年11月30日記述)


山田線 大志田駅 1995年6月11日 Canon FTb FD 50mm F1.4 EPN・エクタクローム100

大志田を通過する662D快速「リアス」.当時すでに高出力の新エンジンに換装されており,25‰の連続勾配をものともせずかなりのスピードで通過していった.車両はキハ52 155.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 1995年7月16日 Canon FTb FD 50mm F1.4 (トリミング処理) KR・コダクローム64

 大志田駅に緊急停車中の647D,キハ52 151.本来は大志田駅を通過する盛岡行き647D快速「リアス」だが,浅岸〜大志田で倒木に衝突したとのことでその安全確認と指令への連絡で緊急停車した.雨の降る中,乗務員が降りてきて電話器を駅の端子に接続していた.緊急停車なのでドア扱いはしていなかった.撮影時にたまたま大志田へ釣りに行っており,このシーンをプラットホームから収めることができた.約10分ほど停車して盛岡へ向かっていった.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 1995年7月16日 Canon FTb FD 50mm F1.4 KR・コダクローム64

 車内に積んである端末を駅の電話線に繋いで列車指令と連絡を取っていたようだが,今であれば各車両に衛星携帯電話が付いており,端末設置地点まで行かなくとも指令との連絡はできるようになったと思われる.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 1998年10月17日 Nikon FM10 EL・エクタクローム400

大志田駅の旧スイッチバック線の構造を巧に利用してマルタイが停まっていた.普段利用客がほとんど居ないためか,ホームへの通路は砂利置き場と化していた.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅〜浅岸駅 1999年3月7日 Nikon F2 fotomic KL・コダクローム200

大志田駅の浅岸方より364D快速「リアス」を俯瞰.かつてスイッチバックだったことが濃厚に分かる構図で,現在のホームの右奥(盛岡方)に助走線の土盛が見える.この撮影場所だが,後に「鉄道ピクトリアル」誌2007年6月号の表紙でスイッチバック現役当時の写真を拝見することとなり,同じ場所で撮っていたんだという,うれしさと,スイッチバック現役時代に是非見てみたかったという無念さで複雑な気持ちになった.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 1999年11月27日 Nikon FM10 RA・フジクロームSensia100

うっすらと雪化粧した,本当に静かな駅.スイッチバック当時の活気もすごかっただろうが,スイッチバック廃止後の静かさもこの駅のたまらない魅力になっている.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2005年5月15日 Nikon Coolpix 2500

 木造ホームの下部を覗き込んだところ.木材は廃枕木を流用,一部に廃レールも入れてかすがいや犬釘を使って組んである.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2005年5月15日 Nikon Coolpix 2500

 留置線の線路.左の灰色のバラスト敷が現在も生きている本線になる.右のホーム跡は旧貨物ホームで,相対式の旅客ホームは撤去されている.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2005年5月15日 Nikon Coolpix 2500

 旧貨物ホームの高まりにかけて,3段の階段が残っているが,この階段部分に駅本屋の正面入口があった.つまり,この写真はちょうど駅舎の建っていた部分を撮影したものである.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2005年6月21日 Nikon F2 fotomic KR・コダクローム64

 スイッチバック構造を生かした保線用車両留置線から見た大志田駅ホームと待合室.左の木造の建物は保線員の休憩舎,「盛岡保線技術センター休憩室」である.撮影は朝6時半頃でちょうど夏至の頃だが,大志田駅にはまだ朝日は差し込んでいない.

 スイッチバック時代には旧ホームへ向かう線路は現在の待合室付近から分岐していたようで,写真の留置線の線形とは異なるようである.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2005年6月21日 Nikon F2 fotomic KR・コダクローム64

 ホームから盛岡方面を望む.右の勾配標の辺りからスイッチバック時代の助走線が右に敷かれていた.盛岡方はいきなり25‰の下り勾配となっている.

 駅名標だが,前掲の待合室近くのものはひらがなの「おおしだ」が大きな文字で表示されているが,こちらは漢字の「大志田」が大きな文字で表示されている.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 631D 2005年6月21日 Nikon F2 fotomic Ai Nikkor 35mm F1.4S KR・コダクローム64

 6:56発の盛岡行きのキハ58国鉄急行色が山から降りてきた.やわらかな光が山田線ワールドを包み込んでいる.保線員休憩舎に日は差したが,ホームも線路もまだ日陰である.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 631D 2005年11月27日 Nikon F2 fotomic KR・コダクローム64

 朝靄の大志田駅に入る6:56発の631D.大志田の発車は6:56だった,この日の編成はキハ58の急行色とキハ52の盛岡色だった.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 666D 2005年11月26日 Nikon Coolpix 2500

 静かな夜のホームに到着した最終宮古行き.これが大志田駅に停まる唯一の下り列車であるが,乗降は誰もなかった.(2007年11月30日記述)



山田線 大志田駅 2009年8月2日 Nikon Coolpix S600

 待合室外壁に掛かる使用済切符入れだが,かなり腐食が進んでいる.しかも,ポスト内にハチが巣を作っているようで,ポストの口からハチが頻繁に出入りしていた(左下のハメコミ画像は開口部左側にいるハチの拡大).このように,大志田の使用済切符入れは鳥に使われたりハチに使われたりしている.(2009年9月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 2011年の夏頃と思われるが,木造だった大志田駅ホームが鋼鉄製のものにリニューアルされた.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 ホームリニューアル後も待合室(トイレ含む)や駅名標は変化ない.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 駅名標はかなり傷んできている.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 ホームの盛岡方はオリジナルの木製ホームがそのまま残っていた.手すりは新しいものに取り換えられていた.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 ホームの盛岡方を側面から見ると,オリジナルの廃枕木使用のホームがそのまま使われていることが分かる.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 リニューアルされたホームの台枠はH形鋼で組み上げられている.右の錆びたH形鋼と緑色のポールは駅名標のもの.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 かつてホーム上にあったすべり止め用砂箱はホーム下に降ろされていた.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 訪問日は消費税率5%の最終日・2014年3月31日で,この運賃で乗れる最終日である.(2014年4月11日記述)



山田線 大志田駅 2014年3月31日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 待合室内には岩泉線代行バスの時刻表が掲出されていたが,岩泉線は撮影当日の2014年3月31日を以て廃止された.翌4月1日からは代替バス運行に切り替わった.(2014年4月11日記述)



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