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名立駅 (JR西日本北陸本線)えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン

(2008年3月8日作成,2015年12月5日最終更新)

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北陸本線 名立駅 2000年3月7日 NikonF3 AiNikkor50mmf1.4S RA・フジクロームSensia100

 名立駅の下りホームから米原方面をみたところ.名立駅の配線はかなり凝っており,上下それぞれ本線の外側に副本線があり,その副本線に相対式ホームが設置されていた.このような配線の駅は同じ新潟県内では上越線土樽駅に例があった.なお,名立駅の上下線本線同士には渡り線が敷設されていた.名立は上下線がほぼ同時に通過待ちができる,すなわち,待避線に入れる列車は上下どちらか,という制約がない配線といえる.奥に見えているのが頸城トンネルで,このトンネル内に次駅の筒石がある.(2008年3月8日記述,2010年11月9日加筆修正)



北陸本線 名立駅 554M 2000年3月7日 NikonF3 AiNikkor50mmf1.4S RA・フジクロームSensia100

 湿った雪が積もる名立駅ホームから足早に駅舎までの階段へ急ぐ.名立駅の上下ホームは地下道で結ばれている.(2008年3月8日記述)



北陸本線 名立駅 554M 2000年3月7日 NikonF3 AiNikkor50mmf1.4S RA・フジクロームSensia100

 名立駅舎(改札口)と上下ホームを結ぶ地下道.1968年5月竣工とあるが,名立駅が現在の位置で営業を開始したのが1969年10月である.それまで海岸線付近に単線で敷設されていた線路を,電化複線する際に地すべりを避けて山側に長大トンネルを掘って線路移設したため,開業時と1969年10月以降では駅の位置が異なっている.(2008年3月8日記述)



北陸本線 名立駅 1057M(左)・553M(右) 2007年5月29日 NikonD70 AiNikkor50mmF1.4S

 前述のように,名立駅の配線は複線の本線を,ホームが設置された上下それぞれの副本線で挟まれた構造をしている.

 写真は下り普通列車が「副本線」である下りホームに停車している時に,「下り本線」を特急「北越7号」が通過して行くシーンである.普通列車の名立発車時刻は18:38で,日が長い6月頃でないと撮影は難しいと思われる.双方ともに「国鉄型車両」の,「JRカラー」による競演となった.(2009年1月20日記述)



北陸本線 名立駅 553M 2007年6月4日 NikonD70 AiMicroNikkor105mmF2.8S

 前掲の普通553Mの脇を特急「北越7号」が通過するシーンがなかなか印象的だったため,後日,今度は名立トンネル入口の直上付近から名立駅を俯瞰して特急通過待ちシーンを撮影した.以下,連続写真ぎみに撮影したものをご紹介する.

 写真は頸城トンネルから名立駅下りホームへと入ってきた直江津行き普通列車の553M.475系列の3連による運用で,運がいいと国鉄交直流急行色にリバイバルした編成に当たる可能性がある.なお,この時点では前照灯はハイビームになっている.(2009年1月20日記述)



北陸本線 名立駅 1057M(左奥)・553M(右) 2007年6月4日 NikonD70 AiMicroNikkor105mmF2.8S

 頸城トンネルから特急「北越7号」がちょうど現れるシーンである.この時点では停車中の普通列車の前照灯は減光している.(2009年1月20日記述)



北陸本線 名立駅 1057M(左)・553M(右) 2007年6月4日 NikonD70 AiMicroNikkor105mmF2.8S

 特急「北越7号」の485系6連が颯爽と通過.当日は485系3000番台ではなく,原形を保った1000番台が来てくれ,と願っていたが,その願いは通じた.

 ちなみに,2009年1月現在,猛烈に運の良い運用に当たれば,普通列車が国鉄交直流急行色編成,「北越」が国鉄特急色に復元されたT18編成となって,国鉄カラーによる競演,となるが,なにせ18:36頃の通過列車を静止させて撮影するに足る光量が得られる時期は6月の夏至前後に限られることから,本当の意味で「猛烈な強運」を引かないことには国鉄カラーの競演は望めない.(2009年1月20日記述)



北陸本線 名立駅 1057M(左)・553M(右) 2007年6月4日 NikonD70 AiMicroNikkor105mmF2.8S

 「北越」が通過し,本線の閉塞信号が「注意」の黄色に変わると,副本線の出発信号が「進行」に変わる.そして定時の18:38に普通列車が発車.前照灯は再びハイビームになっている.すぐ目の前(撮影地点の足下)は名立トンネルである.(2009年1月20日記述)



北陸本線 名立駅 2008年3月31日 NikonCoolpix2500

 名立駅では簡易委託のPOS発券による切符販売が続けられていたが,利用者の減少と,地元自治体(上越市)の方針から,2008年3月31日をもって完全無人駅に移行することが決定した.写真は窓口営業最終日の様子.鉄道マニアが駅スタンプを借りて,何枚も何枚もスタンプを押す姿があった.



北陸本線 名立駅 2008年3月31日 NikonCoolpix2500

 最終的な窓口営業時間は朝7:00から夕方18:00まで.定期券を購入する学生も多かったのか,定期券購入用紙は各学校ごとの引き出しに分かれて置かれていた.なお,表示には「みどりの窓口で」とあるが,もちろん名立駅はみどりの窓口ではなく,指定券は料補による発券だった.



北陸本線 名立駅 2008年9月22日 NikonCoolpixS600

 完全無人駅となり,窓口閉鎖から約半年後の出札窓口.カーテンが引かれていたが,今すぐにでも営業再開できるほど,2008年3月の状況とほとんど変化がなかった.写真には写っていないが,簡易委託当時から自動券売機は置かれていた.



北陸本線 名立駅 2008年9月22日 NikonCoolpixS600

 駅舎外観.能生駅に構造が酷似しているが,少し小ぶりである.



北陸本線 名立駅 2009年3月30日 NikonCoolpixS600

 駅舎への階段の一部が柵で囲われたが,柵で囲われていない階段通路にのみ電熱ヒーターが敷かれており,無人で除雪(融雪)するシステムとなっている.柵の内側はヒーターがないため雪が融けない.委託解除となって完全無人駅化したため,このような設備が必要になったのかもしれない.(2010年2月4日記述)



北陸本線 名立駅 2009年3月30日 NikonCoolpixS600

 委託解除後約1年後の出札窓口.特に変化はない.右は自動券売機.自動改札非対応の乗車券が発券される.(2010年2月4日記述)



北陸本線 名立駅 2010年7月4日 Nikon Coolpix S600

 出札窓口は板で塞がれていた.(2010年11月22日記述)



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立駅 2015年9月22日 Nikon Coolpix P7700

 第3セクターになったが,駅名標以外,特に変化はない.(2015年12月4日記述)



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立駅 2015年9月22日 Nikon Coolpix P7700

 板で塞がれた出札は掲示板になっていた.タッチパネル式券売機1台が設置されている.(2015年12月4日記述)



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立駅 2015年9月22日 Nikon Coolpix P7700

 券売機では自社線のほか,以下の連絡乗車券が購入できるようである.トキ鉄(以下略)→JR東日本信越本線見附まで,→JR東日本(犀潟)→北越急行(六日町まで),→JR西日本大糸線(南小谷まで),→あいの風とやま(東富山まで).猛烈にややこしい.(2015年12月4日記述)



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立駅 2015年9月22日 Nikon Coolpix P7700

 改札口脇に立つ発車時刻表.JR西日本時代と体裁がほとんど変わらない.(2015年12月4日記述)



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立駅 2015年9月22日 Nikon Coolpix P7700

 地下通路(厳密には地上に相当)に国鉄時代からあったものと思われる「糸魚川 金沢 大阪方面」表示などは健在.(2015年12月4日記述)



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立駅 1641D 2015年9月22日 Nikon Coolpix P7700

 16:15発直江津行き.JR西日本の末期であれば必ず3両以上だった普通列車も,3セク後はほとんどが単行.当日は3連休中ということもあってか,立ち客も発生する混雑を呈していた.(2015年12月5日記述)



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立駅 1641D 2015年9月22日 Nikon Coolpix P7700

 特急も皆無となり,通過線の設備は完全に持て余した.写真奥が直江津方.(2015年12月5日記述)



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