因美線の652Dは始発が那岐6:57,終着は鳥取8:00着で,重要な通勤通学の足となる列車である.そのため,非電化のJR線ではかなり珍しいものとなった5両編成での運転となる(5両編成は平日だけで,土休日は2両のようである).652Dの郡家発車は7:45である.この時間帯の郡家では列車も人もかなりの大移動が見られる.郡家では八頭高校方面へ下車,あるいは乗換をする通学生のほか,因美線智頭行き631D(使用車両は智頭急行HOT3500形),さらに若桜鉄道が7:42に1352Dが到着,7:52の折返し若桜行き発車まで,郡家で下車および乗車する乗客(ほとんどが高校生である)の降車と乗車があり,この駅のホームも通路も,そして車両も人で埋め尽くされるのだ.写真は鳥取行き652Dが郡家の3番線に到着したところで,ここで下車,あるいは若桜鉄道に乗り換える主に高校生でホームが溢れ,ホーム下の旧4番線があった砂利敷きも「通路」と化して,ホームの鳥取方にある線路横断通路へ向かっているところである.線路跡を通路として利用しているのが花輪線大更駅と共通点を感じた.
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