客用扉窓に貼ってあった,ドア開閉時に手が引き込まれないよう注意する表示.「手をつく」という表現だが,これが方言なのか作者は分かりかねる.三河地方では,例えば歩いている時に机上のペン立てに手が触れてしまって,それを倒してしまった場合に,「手がついてしまった」と言うのを聞いたことがある.千葉〜茨城で育った作者の感覚で,「手がつく」というと,届くか届かないところに手を触れることができた場合に言うことはあるが,このようにペン立てに触れてしまったような場合は,「手が当たる(手が当たってしまった)」と言う.かと言って,写真のようなドアに触らないでおいてください(この「○○しないでおく」という表現は茨城弁の一種かもしれない),という場合は何と表現していいのか,分からない.「手をかけないで下さい」という表現も思い浮かぶ.この表示の文からあれこれと考えてしまった.(2010年10月5日記述)
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