TOP更新情報カテゴリ路線別列車別鉄道サウンド切符リンク集岩手県の魅力当サイトについて撮影機材

中部天竜駅 飯田線

(2009年11月13日作成,2013年11月24日最終更新)

JR線 飯田線(豊橋〜天竜峡)へ戻る


飯田線 中部天竜駅 528M 2009年2月12日 Nikon Coolpix S600

 中部天竜駅にはホーム上屋を備えた島式ホーム1面がある.駅舎側の1番線は下り,2番線は上り列車用ホームで,写真の119系は駒ヶ根始発豊橋行き普通列車.ここ中部天竜には9:15着,下り特急「伊那路1号」と交換して9:21の発車まで6分の停車.(2009年11月13日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年2月12日 Nikon Coolpix S600

 駅舎からホームを見たところ.右に佐久間レールパーク(2009年11月1日で閉館)の看板があるが,本日は「開館」なのか「休館」なのかどちらなのか分からない不親切な表示だが,2月は冬季休業中でずっと休館していた.(2009年11月13日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年2月12日 Nikon Coolpix S600

 中部天竜駅には1台だけ自動券売機が設置されているのだが,かなり不親切な案内になっており,ツッコミどころ満載である.まず券売機を上部から見ていくと,「近距離きっぷ」が買える券売機で,オレンジカードが使えて,入場券の他に,「自由席特急券+乗車券」の組み合わせと,「自由席特急券」が買える券売機,という案内が読み取れるのだが,実はいろいろな制限がかかっている.以下に検証する.(2009年11月13日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年2月12日 Nikon Coolpix S600

 「近距離きっぷ」についてだが,「片道きっぷ」(乗車券)欄を見ると,確かに100km以下の各運賃ボタンが並んでおり,これは購入できる.その下に「自由席特急券+乗車券」の組み合わせが購入できるボタンがある.最遠は飯田まで(営業キロは66.9キロ)で「近距離きっぷ」の範疇に入る.問題はその下の「自由席特急券」のみのボタンだが,310円区間(30kmまで)のものしかないため,50kmまでや100kmまでの「自由席特急券のみ」は券売機で購入することができない.

 また,下部に貼ってある注意書きの「いたずらが発生しております釣銭は必ずお確かめください」は詳細が不明である.恐らく,券売機の操作法などを案内する人が現れて,出てきた釣銭を奪って逃げてしまうといった被害が発生したものと推測されるが,どういった「いたずら」なのか真相についてはこれでは分からない.まさか券売機そのものが実際よりも少ない釣銭しか出さない「いたずら」をしているわけではあるまいが,そうとも読める注意書きとも言える.(2009年11月13日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年2月12日 Nikon Coolpix S600

 オレンジカードの挿入口には「注意/オレンジカードでの発売は乗車券のみ取り扱っています。特急券の発売はしていません。ご注意ください。」という注意書きが貼ってある.恐らくだが,前掲の「自由席特急券+乗車券」の組み合わせもオレンジカードでは発券できないものと思われる.非常に不親切な対応と言わざるを得ないと同時に,なぜオレンジカードで自由席特急券が発売できないのかが分からない.(2009年11月13日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年2月12日 Nikon Coolpix S600

 決して不親切ということではないが,札(紙幣)を「Notes」と英語表記するのは非常に珍しい.日本ではほとんどの券売機がアメリカ英語の「Bill」を使っており,イギリス英語の「Notes」(イギリスでは紙幣はBanknote)は珍しい.(2009年11月13日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年9月6日 Nikon Coolpix S600

 中部天竜駅併設の佐久間レールパークは2009年11月1日で閉館した.写真は青春18きっぷ使用期限最後の日曜日で,佐久間レールパークへ訪問する多くの旅客.(2011年4月18日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年9月6日 Nikon Coolpix S600

 佐久間レールパークに野外展示されていた車両群.当日は出店もあり,活気があった.展示車両の一部は2011年3月に開館したJR東海の「リニア・鉄道館」で引き続き展示,保存されている.(2011年4月18日記述)



飯田線 中部天竜駅 2009年9月6日 Nikon Coolpix S600

 左の119系は国鉄色に戻した2連,右の117系は臨時快速「佐久間レールパーク号」の4連で,名古屋〜中部天竜間を全席指定で運転していた.(2011年4月18日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年3月26日 CASIO EX-ZR10

 閉館から約1年半後の佐久間レールパーク跡.レールも撤去され,更地になっていた.(2011年4月18日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年5月25日 Nikon D200 Ai Nikkor 85mm F2S

 中部天竜駅構内の夜間停泊列車群.撮影は夜の24時頃.写真奥が辰野方になる.写真中央左に2連1本,ホーム右の2番のりばに2連1本(写真では架線柱で少し隠れている編成),右は単行が同じ側線に2本入っている.このように,中部天竜駅には4本の編成が駐泊をする.

 一方,時刻表を読んでいくと,夜の中部天竜終着となる列車は2本しかなく,停泊編成の4本にはなっていない.このカラクリだが,553M(豊橋19:50発〜21:46中部天竜着)は119系5100番台(=両運転台車)2両で組成されているため,中部天竜到着後に1両と1両にバラして「2本」としている他,557M(豊橋20:57発〜23:00水窪終着)は水窪から中部天竜駅まで回送されてきており,それが加わって計「4本」になっているだ.なお,557Mだった水窪からの回送編成は2番のりばに停泊する編成らしい(作者は未確認).(2011年6月17日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年5月25日 Nikon D200 Ai Nikkor 85mm F2S

 中部天竜駅構内踏切から辰野方を見た夜間停泊状況.左奥の2連は恐らく中部天竜駅に23:33に到着した561Mの編成と思われるが,作者は未確認である.右の2番のりばに停泊するのが恐らく水窪から回送されてきた2連,写真には写っていないが,さらに右側の側線には553Mの119系5100番台2連をバラした単行×2本が停泊している.(2011年6月17日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年5月26日 Nikon D200 Ai Nikkor 85mm F2S

 朝6:03頃の撮影.写真奥が辰野方になる.2番のりばで停泊していた119系2連はすでに5:26に発車済み(豊橋ゆき).

 この写真は側線(構内東側)で夜間停泊していた119系5100番台2両のうちの1両が「駒ヶ根」の行き先幕を表示して1番のりばに転線している情景である.朝の転線は3本が行っているが,すべて駅構内の辰野方にスイッチバックして行っていた.(2011年6月17日記述)



飯田線 中部天竜駅 1503M(左) 2011年5月26日 Nikon D200 Ai Nikkor 85mm F2S

 1番のりばに入り,ドア扱いも開始した駒ヶ根ゆき1503M(6:09発).中部天竜発車時点では単行だが,途中の天竜峡駅で2両を増結し,3両編成になる(リンクの「天竜峡駅」写真は2006年当時のもので,当時の列車番号は235M)

 右の編成はこれも119系5100番台で,7:02発の飯田ゆきになる(後述).(2011年6月17日記述)



飯田線 中部天竜駅 1503M(左)・512M(右) 2011年5月26日 Nikon D200 Ai Nikkor 85mm F2S

 2番のりばに水窪(5:52発)始発の512Mが到着,119系の3連である.左の駒ヶ根ゆき1503Mと同時刻,6:09に中部天竜を発車する.(2011年6月17日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年5月26日 Nikon D200 Ai Nikkor 85mm F2S

 6:09に駒ヶ根ゆきと豊橋ゆきが発車した直後の駅構内.写真奥が豊橋方になる.東側の側線に留まっていた119系5100番台の単行はすでに「飯田」の方向幕を表示,これから辰野方へスイッチバックし,1番のりばへと転線を開始する.飯田ゆきの発車は7:02.(2011年6月17日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年5月26日 Nikon D200 Ai Nikkor 85mm F2S

 構内西側の側線(突っ込み線)で停泊していた2連も着々と出動準備中.幕は「回送」のままだが,この編成は中部天竜7:06発の豊橋ゆきに充当される.(2011年6月17日記述)



飯田線 中部天竜駅 520M 2011年9月8日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 中部天竜7:41着・豊橋ゆき上り列車から大量下車する通学の中学,高校生ら.構内踏切手前で集札しているのはこの列車の車掌.中部天竜駅は社員配置の有人駅だが,駅員は昼間しかいないため,朝の通学時間帯は車掌が集改札を行っている.上り列車からはまず中学生らが,それに続いて高校生らの下車が見られた.(2011年10月1日記述)



飯田線 中部天竜駅 520M 2011年9月8日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 下車する通学生群の「後半」は高校生主体になる.これは,上り列車の前側(豊橋方)車両に中学生が,後ろ側(辰野方)車両に高校生が乗車する,という「暗黙のルール」があるためらしい.(2011年10月1日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年9月8日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 上り列車からの通学生らの下車が一段落した7:45,続いて下り普通列車天竜峡ゆき501Mが到着.(2011年10月1日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年9月8日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 下り列車からはまず「高校生ら」が下車する.これも前述した「豊橋方車両に高校生が,辰野方車両に中学生が乗車する」という「暗黙のルール」があるため.集札する車掌だが,こちらは夏服だった.(2011年10月1日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年9月8日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 下車通学生群の「後半」は背負うタイプの通学カバンの中学生らであった.(2011年10月1日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年12月13日 CASIO EX-ZR10

 関西本線,中央西線で活躍していた213系の飯田線転属に際し,それまで119系,115系.313系の3扉車だけが普通列車に充当されていたが,新たに2扉車が入るために「中扉」がない車両が来ることもあることを告知する掲示.パンタ,床下の様子などかなり正確な描写が印象的.(2012年1月3日記述)



飯田線 中部天竜駅 2011年12月13日 Nikon D200 Ai Nikkor 50mm F1.4S

 中部天竜7:06始発の豊橋ゆきは側線で前夜から駐泊している編成が充当される.かつては119系2連による運用だったが,213系2連に置き換わっていた.(2012年1月3日記述)



飯田線 中部天竜駅 1507M車内より516M 2011年12月13日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 中部天竜7:02始発(飯田ゆき)の119系5100番台車内から213系運用による516M豊橋ゆき(7:06発)を見た構図.国鉄時代の標準的なクロスシート部材の車内から,ステンレス車体に転換クロスシートを備えた213系とのコラボ.右の埋め込まれた窓はトイレ設置部になる.(2012年1月3日記述)



飯田線 中部天竜駅 2012年2月16日 Nikon D200 Ai Micro Nikkor 105mm F2.8D

 中部天竜駅構内の佐久間方を中心に俯瞰,写真右が豊橋方になる.写真中央右の白い大きな建物は旧中部天竜機関区で,機関区廃止後は佐久間レールパークの屋内展示場として使われ,現在も一部が乗務員宿泊施設として使われ続けている.建物手前の空き地は佐久間レールパークの屋外展示施設跡.中部天竜駅舎は写真右側だが,手前の3階建て建造物に隠れて見えない.写真右下の赤い橋は国道473号へ天竜川を渡る「中部橋」だが,元々は佐久間ダム建設の際,駅対岸にあったセメントサイロまで延長750mの構内側線として建設された.このことについては次掲で詳述した,(2012年2月18日記述)



飯田線 中部天竜駅 2012年2月16日 Nikon D200 Ai Micro Nikkor 105mm F2.8D

 前述の構内側線跡.写真左端の保線車両が停車する位置付近からセメントサイロまでの構内側線が分岐していた.ピンクの線形が構内側線の一部区間になる.側線は写真右下の赤い橋(現在の中部橋)を渡り,天竜川対岸にあったセメントサイロ(現在は電源開発佐久間周波数変換所になっている)まで伸びていた.なお,中部橋は佐久間ダム建設後には道路橋として転用することを踏まえて建設したという(引用文献:宮脇俊三編著「鉄道廃線跡を歩く(9) 実地踏査消えた鉄道50」,JTB,2002)(2012年2月18日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年5月15日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 「佐久間レールパーク」の跡地だが,3階建ての賃貸と思われる住宅(左)が建った.右の建物は旧佐久間機関区の施設で,佐久間レールパークの展示施設としても使われていた.現在も乗務員らの宿泊施設として使われている.(2013年6月3日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年5月15日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 前述の3階建て賃貸住宅.当日は駐車場に3台の車が停まっており,いずれも当地域(浜松)外ナンバー(豊橋,尾張小牧,岐阜ナンバー)の車だった.J-POWERやJR東海等の単身赴任者等が契約しているものと想像される.(2013年6月3日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年5月15日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 賃貸住宅の入口には「中部天竜プラット/プレミール中部天竜」の標識があり,柵の駐車お断り看板には「ジェイアール東海不動産(株)」とある.JR東海土地活用の一環と思われる.(2013年6月3日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 当ページに2011年5月の夜間滞泊状況を掲載したが,2013年10月に調査したところ,滞泊位置等が変わっていたので紹介する.写真は22:20頃の状況で,構内東側の側線上には213系2連×2が滞泊している.これは553M(豊橋19:42発〜中部天竜21:44着)の213系4連を側線に回した後,2+2に分割したものである.553Mは少なくとも2011年の119系5100番台運用時には2連だったものが,213系化して編成が4連に倍増している.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 2連と2連に切り離された編成中央部分.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 557M(左) 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 22:31,1番線に最終下り列車の水窪ゆき557Mが入る.右手前の留置編成は前掲の213系2+2連.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 50mm F1.4S

 23:07頃,水窪で折り返して来た回送列車(前掲の557M)が中部天竜まで戻ってきた.側幕の蛍光灯は点いているが,車内灯は落とされていた.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 かつては水窪から戻ってきた回送編成が2番線上で夜間留置されていたようだが,当日見た限りでは2番線停車後,辰野方にスイッチバックする形で側線への入換を行っていた.なお,入換時には車内灯を点灯させていた.奥の「湘南色」帯が入った建物は旧中部天竜機関区敷地内に建っており,現在は乗務員らの宿泊施設として使われている.写真右が辰野方になる.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 50mm F1.4S

 入換により構内西側の留置線(突っ込み線)に入る213系2連.写真右端に69キロポストが立っている.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 50mm F1.4S

 留置線の辰野方台車に手歯止めをかける乗務員が写っている.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 50mm F1.4S

 乗務員は最後に車内の最終点検を行っており,写真ではトイレを開けて不審物等の確認を行っている.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 50mm F1.4S

 車内灯を減光(上部),完全に電源を落とす.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 50mm F1.4S

 施錠し,線路敷へ降りてきた乗務員は,懐中電灯を点け,クハの豊橋寄り台車を点検していた.写真では懐中電灯で照らされた台車が写っている.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 561G(左) 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 23:55,中部天竜終着の561G(豊橋21:50発)の313系2連が到着.これが当駅に発着する最終列車である.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 561G編成はそのまま1番線上で夜間滞泊となる.ホーム上に運転士が,駅トイレ前に宿泊施設へと向かう車掌が写っている.(2013年11月24日記述)



飯田線 中部天竜駅 2013年10月28日 Nikon D200 Ai Nikkor 24mm F2S

 構内東側から俯瞰した中部天竜駅の全夜間滞泊編成.手前左から213系2連,右も213系2連,ホームの明かりに照らされた1番線上の313系2連,そして最奥(右奥)の留置線上に213系2連の計4編成が夜間滞泊となっている.(2013年11月24日記述)



ページの先頭へ戻る


アビエスリサーチ トップへ戻る

inserted by FC2 system